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がん予防 強壮・強精作用 アンチエイジング 風邪予防 冷え性改善 |
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ニンニクは、仏教用語の「忍辱」が語源で、困難を耐え忍ぶという意味で、古名は「大蒜(おおびる)」である。
仏教では、ニンニクの強壮作用が煩悩(淫欲)を増長するとされて、ニラ、ネギ、ラッキョウ、ハジカミ(ショウガ・サンショウ)とともに五辛(ごしん)の1つとして禁じられていた。 |
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「『ここ数ヶ月風病(末端神経の病気)が重いのに耐えかね、極熱の草薬を服用してたいへん臭いので対面は遠慮しています。直接顔は見えなくても、しかるべき用事などは承りましょう』
と漢語まじりにいかにも殊勝にもっもらしく言います。答えようもなく、ただ、
『わかった』
と言って、立ち去ろうとすると、女は淋しく感じたのか、
『この臭いが消えた頃に来てよね!』
と大声で言うのを聞き流すのもかわいそうですが、ぐずぐずしている場合では一時もないので、女の言ったとおりその臭いが強烈に臭ってくるのがたまらなく、逃げ腰で、
『ささがにの ふるまひしるき 夕暮に ひるますぐせと 言ふがあやなさ
(〔恋人が訪れる印という〕蜘蛛が巣を張る夕暮れに 昼間まで〔蒜・にんにくの臭いが消えるまで〕
待てとはわけがわからん)なにが言いたいんだ』
と言い終わらないうちに走って逃げると女は追っかけてきて、
あふことの 夜をし隔てぬ 仲ならば ひるまも何か まばゆからまし
(逢うのが夜毎の仲だったら 昼間〔にんにくの臭い〕だって恥ずかしくないはず)
さすがにすばやい詠みっぷりでした」 |
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[帚木] |
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三澤憲治訳『真訳 源氏物語』から抜粋 |
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