THE WORLD OF THE DRAMA 演劇の世界
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三澤憲治の演出日記
◇俳優歴13年、演出歴30年の広島で活動する演出家、三澤憲治の演出日記 三澤憲治プロフィール
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2007年1月31日(水)

 演出日記だから、わたしの行きつけの店やおいしい料理やペットを紹介するわけにはいかない。純粋に演劇に関わることしか書けない。
 そんなわけでずいぶんと日記をご無沙汰してしまった。
 さて、東京、大阪、仙台のホームページをアップし、ウェブページのHTMLコーデイングやサイト構造の見直しに着手しようとしていた矢先、大阪から追加タレント70数名のデータと画像が届いて、きのうは終日、その画像製作とテキスト処理に終われ、ほとほと疲れた。いつもは帰宅後も自宅のパソコンに向かい仕事をするのだが、目がしょぼしょぼしてやる気になれない。日曜日のタレントセンターのレッスン後のように空虚な脱力感が漂ってしまうのだ。そこで仕事はあきらめてテレビを見ることにした。
 疲れのせいか、うとうとしていたが演歌の歌声に目覚めた。一時代を風靡した歌手が歌っていた。「おやっ?」 寝起きだから自分の耳がおかしいのか? その歌声には昔のハリがない。微妙に音程も狂っている。もちろん彼女はプロ歌手だから正規の音程が狂っているというわけではない。歌のリズムが心地よくないのだ。まるで羽をむしられた鳥のように惨憺たるものだった。
 どうしたのだろう? いったい何があったのだろう?
 演劇人の習性で原因探しが脳裏をかけまわった。モヤモヤした思いで、つぎつぎに出てくる演歌歌手の歌を聴いていたが、最後にまた彼女が歌うことになった。
 原因をつきとめなければ! 
 彼女の一挙手一投足を見ながら耳をそばだてた。やはり歌にツヤとハリがない。曲そのものも、彼女の高音域の素晴らしさの独自性を考慮しないものだったが、それにしてもひどすぎる。しかし彼女が歌手として全身全霊で歌おうとしていることだけはわかる。歌詞部分が終わった後も彼女は曲の終わりまで体を揺らし、手を震わせ続ける。
 そのとき、思わず口走った! テレビに向かって叫んだ!
 「おいおい、演歌は歌詞だよ! 声だよ! 歌い終わった後のそんなジェスチャーなんか必要ねえよ! 歌詞で勝負しろよ! 声で勝負しろよ!」と。
 彼女の声にはもう往年のツヤとハリがない。いくらうなっても、もう昔のあの心地よいうなり節は聴こえてこない。
 声のツヤとハリがなくなったのは、彼女が日々の声の修練を怠ったからだ。
 だが、それだけか?
 いやそれだけではない。これはわたしの感だが・・・
 彼女はもはや歌が好きではないのだ。歌を信用していなのだ。
 思えば彼女は、美空ひばりにつぐわたしの大好きな歌手だったから、よけいに、この心の荒廃を悲しく思う。
 それにしても美空ひばりという歌手はなんと偉大だったことか。
 ・・・死ぬまで乱れなかったな。

2007年1月8日(祝)

 年が明けて8日も経った。昨年の年末から当社のホームページリニューアルに追われ、正月も自宅で焼酎片手にアップしていき、とうとう今日すべてをアップし終えた。やっと年が明けたな、というのが実感だ。
 思えばパソコンというのは、突然とんでもないアクシデントが発生する。毎年そうだが、
大晦日に新年用のトップベージを作成し、元旦になった途端にアップするのだが、今年も時間どおり12時をまわるとすぐにアップしたが、どういうわけかトップページからリンク先に飛ぶことができない。ネットワークの東京や大阪には飛ぶことができるのだが、サイト内のページには飛ばないのだ。そんな馬鹿な? このときに私の脳裏に駆け回った考えと対処の仕方がわれながら滑稽で面白い(これこそ演劇的)ので記しておく。
 まずわたしが推測したのは、
@携帯電話のように年明けによって回線が混線し、不具合が生じたのではないか?
 もしそうなら時間が経てば自然となおるはずだから、しぶしぶ睡眠を取ったが、元旦の10時になっても解決しない。原因は外部にあるのではなく、内部にあるのだ。
 次にやったことは、原因がこちらにあるのなら、
AインターネットオプションのCookieの削除とファイルの削除
 でも、これでも問題は解決しない。なら原因はなんだ?三番目にやったことは、
B大晦日にアップしたデータを削除し、もう一度アッブしなおした。
 でも、これでも問題は解決しない。やはりトップページからリンク先に飛ばない。万事休すだ。待てよ、
Cトップページからリンクできないが、リンク先のページは表示できるのか?
 試行錯誤の末、こう思ったから、直接アドレスを打ち込んでみた。、なんのことはない、ちゃんと表示してくれる。
 これではっきりした。トップページそのものに問題があるとしか考えられない。
 そこでトップページのHTMLソースを見てみる。ややっ、これはなんだ?通常は空白のベース欄にURLが列挙されている。こんなものは打った覚えがない。いわゆるバグだ。早速このバグを消去して、アップし直した。万歳! すべてのリンク先に飛べるようになった!
 今にして思えば初めからトップ面のHTMLソースを見ればもっと早く解決できたはずだが、時計が12時を回ったときに起きたこと、しかも大晦日から元旦の切り替え時に起きた事なので、わたしの無意識が時間の魔物という無知に囚われ、冷静な判断ができなかったからだろう。
 このように、私の正月はバソコンと四苦八苦したパソコン漬けの毎日だったが、そのおかげで傍らのテレビはつけっ放し。例年になくドラマやバラエティを堪能することができた。残念ながらドラマは今一だったが、あるCMには近年にない爽やかさを感じた。それは・・・・・・・名前は言えない。なぜなら他社のタレントだからだ。わたしがCMの女王と思っているのはU(想像してください)だが、このA(想像してください)もUに匹敵する魅力がある。
 ところでこの正月、広島のCMを見て悲しく思ったのは、地場のCMに東京のTやBという超有名人を使っていたことだ。「売れるためには、東京の有名人を使う。それもとびっきりの」。これは広告戦略のもっとも安易で安全な方法だが、面白味に欠ける。わたしも昔は広告会社に勤めていたからよくわかるが、こういう権威におもねいた仕事ほどつまらないものはない。無名の新人を使って、その新人が今まで見たこともない類のない演技をして、その演技が商品の付加価値を作り、それが魅力となって商品がどんどん売れてゆく。こんなスリルと期待と感動はけっして味わうことができないのだ。わたしがUやAのコマーシャルに惹かれるのは二人が溌剌として可愛いからだけではない。二人が未来への希望を感じさせてくれるからだ。
 これは蛇足・・・・・・Aは魅力あるタレントだが、このAをひきたてているのが振付師の技だと思う。
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