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三澤憲治の演出日記
◇俳優歴13年、演出歴30年の広島で活動する演出家、三澤憲治の演出日記 三澤憲治プロフィール
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2017年8月10日(木)

 3回目の治療が終わり、20日間退院していて、なにをしていたかというと、『源氏物語』の草木を観察して余分な枝を剪定したり、弱っている草木に薬を噴射したり、懇意にしている園芸店と盆栽屋に行って、土や鉢を購入して植え替えたり、ススキとオギの成長が思わしくないので、
〈この時期、プロはどのくらいに育てているのだろう〉
 と、ひどく気になったので、鳥取と埼玉から再び購入した。送られて来たのを見ると、ススキはわたしが育てているのと丈は同じ、色はわたしが育てている方が鮮やかだ。オギは送られて来たほうが、丈が二倍近く高い。オギを去年から育てているが、ウェブにアップしないのは、オギと鉢の組み合わせがうまくいかなかったからだが、盆栽屋さんに、
〈これだ〉
 と思える鉢があったので、秋にはアップできると思う。
 鉢といえば失敗談がある。桃の白鳳を育てていて、最初は培養鉢で育てたので、ウェブでアップしているように見事な桃が実ったが、
〈培養鉢では美的センスがないな〉
 と思い、桃は中国原産だから中国風の陶器に変えたところ、培養鉢より鉢が小さくなったせいで、実が一回りも小さくなってしまった。
〈これはいけない植え替えなくては〉
 と慌てて盆栽屋さんに行って鉢を捜した。運よく大きさもスタイルも良い素敵な鉢が見つかった。それがこれだ。



 さて、20日間の退院も終わり、8日に4回目の治療のために入院した。昨日は家族全員が見舞いに来てくれたが、息子が踊躍歓喜(ゆやくかんぎ)の話を持って来てくれた。
 なんと、わたしが癌で入院している6月に息子に女の子が生まれたそうだ。余命短いわたしに、新しい縁者が誕生した。不思議な縁を感じたが、名前を文香(ふみか)と名づけたと聞いて、演劇一筋のわたしにはより一層の縁を感じた。
 わたしの娘が生まれた時に「がめつい奴」を上演していたので、明くる年の年賀状に、
「○○年に「がめつい奴」のテコを演じる○○です」
 と娘を紹介したが、実現しなかった。これが娘に対するわたしの唯一の汚点だが、娘は絵がうまく、芝居の読解力もあるので、今はあらすじを書いているところだが、それが終わったら上演台本にする「弘徽殿鵜羽産屋」の漫画を描いてもらいたい、と思っている。
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