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2014年4月23日(水)
自主映画 「たんぽぽが咲いた」から演技を磨いていき、2012年には「弁天娘女男白浪」で弁天小僧菊之助、2013年には「セチュアンの善人」でシェン・テを演じた中島千鶴。MACに所属して6年が経つ。
俳優が一人前の俳優になるには、10年の歳月を要するが、彼女はこの路線を着実に歩いている。
初舞台の「弁天娘女男白浪」は歌舞伎で動きの少ない芝居だったからそれほど苦労はしなかったようだが、「セチュアンの善人」では、わたしの演出にずいぶん手こずったようだ。
その苦労と努力の甲斐あってか、今年の「HAPPY END」は違う。わたしがそんなに演技指導をしなくても演技をこなし、演技力が一段も二段も向上しているので、稽古の今の段階でも本番の舞台は
「必見の価値がある」
と言える。
今年は歌も唄わなければならないし、しかもその曲がクルト・ワイルの名曲で、テーマ曲だから、彼女に託されたものはこれまでの演劇とは比べ物にならない。この難関を突破して、本番の舞台で感動の演技をすることができたら、それこそ掛け値なしに、
「広島を代表する女優、中島千鶴」
と呼ぶことにしよう。
そして次の目標は、もちろん
「日本を代表する女優」
だ。
星稜高校の野球部の監督が松井秀喜氏に高校の時に、1年1年ごとの課題を与え、松井氏がそれを克服してプロ野球の名選手になったように、中島千鶴もわたしが提示する目標を克服していけば、
「日本を代表する女優」
になるだろう。 |
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