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名前
山柿(やまがき)
学名
Diospyros kaki var.sylvestris
分類詳細
双子葉植物合弁花 落葉高木
カキノキ科
5〜6月
10〜11月
5〜15m
高血圧 しゃっくり(葉・柿渋)
 柿の名の由来は、貝原益軒著『日本釈名(にほんしゃくみょう)』には、

あかき也、其実も葉もあかき故也

 という記述があり、江戸時代中期の国語辞典。「和訓栞(わくんのしおり)」には、

柿は実の赤きより名を得たるにや、葉も又紅葉す

 という記述がある。このことから、柿の名の語源は、「赤き(あかき)」が転嫁して「かき」になったという。
 山柿は、柿の原種で山に自生し、葉や果実が小型である。平安時代には、熟して甘くなった山柿を食べていて、柿を栽培するようになったのは江戸時代以降である。
 その日の御前の折櫃物(おりびつもの)、籠物(こもの/柑・橘・栗・柿・梨)などは、右大弁が承って調えさせたものだった。屯食(とんじき/卵形に握った強飯)、禄の入った唐櫃(からびつ)などは置き場もないくらいで、東宮の元服の時よりも数が多く、かえってこの上もなく盛大だった。                
[桐壷]
三澤憲治訳『真訳 源氏物語』から抜粋
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