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シイは、ツブラジイ、マテバシイ、イタジイの三種類がある。ツブラジイ(コジイ)は日本の西南部、マテバシイ(別名マタジイ、サツマジイ)は九州南部、イタジイ(スタジイ、ナガジイ)は中部以南の暖地に自生する。
三種とも種子は食用になるが、特にツブラジイの身はおいしい。
ツブラジイの樹皮は染料として利用される。
M.A.C Gaardenで栽培しているのは、ツブラジイである。 |
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八の宮が生前お住まいの部屋を開けさせてごらんになると、塵がひどく積もって、仏前だけは供花(くげ)の飾りが以前のままで、宮がお勤めをなさっていたと思われる板敷などは取り払って片付けてある。中納言は、
「わたしが出家の望みを遂げたときには」
と、宮と約束なさったことを思い出されて、
立ち寄らむ 蔭とたのみし 椎が本 むなしき床に なりにけるかな
(出家した時には師と仰いで頼りにしようと思っていた椎の木のもと〔八の宮〕は亡くなって、その部屋も空しい床になってしまった)
とおっしゃって、柱に寄りかかって座っていらっしゃる姿を、若い女房たちは覗いて見て誉めそやす。 |
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[椎本] |
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三澤憲治訳『真訳 源氏物語』から抜粋 |
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家にあれば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る
(家にいれば 器に盛る飯を (草枕) 旅にあるので 椎の葉に盛る)
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有馬皇子(巻二―一四二) |
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