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粟花(あわばな) 粟米花(あわこめばな) 粟黄金花(あわこがねばな) 蒸粟(むしあわ) |
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オミナエシは、同じオミナエシ科の白い花が咲く「オトコエシ(男郎花)」に対して、花が優しく美しく女性的であることに由来し、それで「女郎花」という字があてられたと言われていて、「おみな」は「女(娘)」の意味で、「なるべし」の「へし」がついて「おみなえし」と変化したそうで、「女性さえ圧倒してしまうほどの美しさ」という意味だそうだ。
また、「おみな・めし(女飯)」の意味もあり、小さい黄色い花を粟飯にたとえたという説もある。
さらに、「粟花(あわばな)」「粟米花(あわこめばな)」「粟黄金花(あわこがねばな)」「蒸粟(むしあわ)」など、オミナエシには別名がたくさんつけられている。 |
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女郎花 しをるる野辺を いづことて ひと夜ばかりの 宿をかりけむ
(女郎花〔宮〕が泣きしおれている野辺〔小野の山里〕を あなたはどこだと思われて ただ一夜お泊りになったのでしょうか)」 |
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[夕霧] |
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女郎花 みだるる野辺に まじるとも つゆのあだ名を われにかけめや
(女郎花の咲き乱れる野辺のような美しい方が大勢いらっしゃるところにいても わたしが浮気だという評判は立てられないでしょう)
花といへば 名こそあだなれ 女郎花 なべての露に 乱れやはする
(女郎花といえばその名から移り気なようですが この花だって誰にも靡いたりはしません)
旅寝して なほこころみよ 女郎花 さかりの色に うつりうつらず
(やはりここにお泊りになって試してごらんなさい 美しい女たちにお心が移るか移らないかを) |
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[蜻蛉] |
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三澤憲治訳『真訳 源氏物語』から抜粋 |
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をみなへし 咲きたる野辺を 行き巡り 君を思い出 たもとほり来ぬ
(おみなえしが 咲いている野辺を 行き来しては あなたを思い出し まわり道を してきました)
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大伴池主(巻十七―三九四四) |
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