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2017年9月10日(日)
5月に入院してから始めた『弘徽殿鵜羽産屋』の解読がやっと終わった。やはり癌を患っているので、癌が悪化しないように毎日ある程度で仕事を切り上げたので、本来のわたしの仕事のスピードとは違い、ずいぶん時間がかかってしまった。
『弘徽殿鵜羽産屋』の見どころといえば、三人の男、小余綾新左衛門、又五郎義長、羽倉伊賀介の生き方である。三人共、藤壺暗殺、帝暗殺の場面で、人生を決断しなければならなかった男たちである。
① 命を捨てても武士の名誉を守った小余綾新左衛門。
② 悪人の脅迫と怨霊の恐怖から勇気を獲得した又五郎義長。
③ 金の誘惑に負けて悪に手を染めた羽倉伊賀介。
この三人を描くことによって、「源氏物語」「源頼光」という歴史性に対比する江戸時代の現在性が浮かび上がっているから、現在のわたしたちにも突き刺さってくる普遍性がある。
※『弘徽殿鵜羽産屋』の〈あらすじ〉と〈解読〉はこちらをクリック!
さて、『源氏物語』で紫の上が山桜の花に例えられるように、この花はとても重要な花だが、M.A.C Gardenではまだ花を咲かせていない。
山桜はどういうわけか広島では盆栽にする人がいないので、一昨年に園芸店で購入した一本と、去年島根県のある業者から購入した4本を育てているが、まだ若いので花が咲かないのである。
島根県から取り寄せたのは若い木で、なかなか形が整わなかったが、一本だけこのまま順調に育てば将来が楽しみというのを今日撮影して、今までウェブにアップしていたのと差し替えた。
さあ、咲くのは来年か再来年か、たまらなく待ち遠しい。
※山桜の動画はこちらをクリック ! |
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