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建築、建具、土木、船舶、車輛、家具、器具、樽、桶、はし |
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杉は日本の特産で、古名は真木(まき)である。現在では漢字表記に「杉」を用いているが、本来は「倭木」が正しい。京都北山には、北山杉の特産がある。杉は多く植林であるが、九州の屋久島には野生している。
雌雄同株で、早春開花し、卵球形の球果を結ぶ。寿命が長く、高さ50メートル以上、直径5メートル以上の巨木となるものもある。材は芳香があって木目がよく通り、軽くて軟らかい。花粉はアレルギーの原因になることが多い。
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ここは参詣に集まってくる人々の様子が、見下ろせる場所である。前を流れている川を、初瀬川といった。右近が、
ふたもとの 杉のたちどを たづねずは ふる川のべに 君をみましや
(二本の杉が立っている この初瀬にお参りしなかったら 古川のほとりで姫君に会うことができたでしょうか)
うれしき瀬にも(お祈りしたかいがあって)(祈りつつ 頼みぞ渡る 初瀬川 うれしき瀬にも ながれあふやと [古今六帖])」
と申し上げる。
初瀬川 はやくのことは 知らねども 今日の逢ふ瀬に 身さへながれぬ
(流れの早い初瀬川の昔のことは知らないけれど 今日あなたにお会いすることができて うれし涙にこの身さえ流れてしまいそうです)
と言って泣いていらっしゃる姫君の様子は、とても感じがいい。 |
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[玉鬘] |
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三澤憲治訳『真訳 源氏物語』から抜粋 |
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何時の間も 神さびけるか 香具山の 桙杉が本に 苔生すまでに
(いつのまに 神々しくなったのか 香具山の 桙杉の根本に かずらが這うほどに)
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鴨君足人(巻三―二五九) |
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石上 布留の神杉 神さぶ る恋をも我は 更にするかも
(石上の 布留の神杉のように 年甲斐もない 恋さえも わたしはまたするだろう) |
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読人しらず(巻十一―二四一七) |
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