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●野球人 落合博満 |
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野球に限らず演劇の世界も極めていくには、演劇の世界で最大限の効果を発揮する技術を身につけることが必須だ。
なら、その技術はどうしたら身につくか?
落合博満がいうように、それは一人一人の感性の豊かさによる。
つまり、演劇に関するどんなバカげたこと、ささいなこともおろそかにせず、演劇の〈いいもの〉と〈禁じ手〉を見極め、演劇に対する感性を磨いていくことだ。
この落合の「野球人」を読んでいたわたしは、彼が監督になることを熱望し、監督になったら必ず優勝すると確信していたが、2004年のペナントレースはまさにその通りになった。
これこそ、野球人、落合博満の感性の勝利だ! |
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●プロ野球「人生の選択」
●最強のプロ野球論
●勝者の思考法 二宮清純 |
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二宮清純の野球の本は、どれもこれも面白い。それは、かれが200人を超すスラッガーへのインタビューによる情報量の豊富さだけでなく、野球選手のなにげないひと言を見逃さない、その眼力の深さにある。
二宮はいう。「優れた選手に共通しているのは、〈頭がいい〉ということ」だと。〈頭がいい〉とは学校の勉強ができることではない。じぶん自身を客観的に見て、じぶんの弱点を克服していく知性といえる。いわゆる自己管理能力のある人をいう。将来を嘱望されながら中途で挫折する選手は、この〈頭がよくない〉のが原因らしい。
野球だけでなくなにごとも〈頭がいい〉のが一流になる条件だ。
マルクスもいっている。「無知が栄えたためしはない」と。 |
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●落合博満の超野球学@A
バッティングの理屈 落合博満
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「スポーツはドラマではない。技術の中に人間の英知がある」
といったのは、スポーツジャーナリストの二宮清純だが、この本ほど英知を感じさせるものはない。
野球人の常識を見つめなおし、それを理論化(本人は理屈というが)する感性は鋭い。
部屋を真っ暗にし、試合を想定してバットを100回、200回・・・1000回と振り続ける。このシンプルな修練こそがバットマンに必須のことだという。
とかく二流な人は、このシンプルな修練を億劫がり、途中で多様な色気を出す。
野球に限らずなにごとも、シンプルな修練を積まずして、一流の称号は勝ち取れない。
この本から察すれば、落合博満は想像を絶する修練を積んだにちがいない。 |
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