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1幕10場 |
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1場 |
富士山の裾野の狩り場 |
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2場 |
同富士山の裾野の狩り場 |
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3場 |
曽我の里への街道筋 |
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4場 |
化粧坂の遊里 |
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5場 |
曾我兄弟の家 |
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6場 |
街道 |
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7場 |
鶴が岡の浜辺 |
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8場 |
街道 |
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9場 |
虎・少将の庵 |
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10場 |
頼朝の御所 |
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Key props 侍烏帽子 |
Key props 巻狩帳 |
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難辛苦十八年、曽我兄弟は敵工藤祐経を見事討ち果たした。だが、兄の十郎は討たれ、弟の五郎は処刑されてしまう。
五郎を生け捕った荒井藤太重宗は、新開荒四郎と共に五郎を侮辱する。曽我一族の朝比奈三郎はこれを怒り、重宗と荒四郎を曽我の敵とし、曽我兄弟の家来、鬼王、団三郎兄弟に討たせることにする。
朝比奈から事情を聞いた鬼王、団三郎兄弟は、快く仇討ちを了解するが、それには、
「一人は曽我に帰って兄弟の母に仕へ、一人は早々鎌倉へ帰って仇討ち」とのことだった。兄弟は仇討ちがしたく、どちらも曽我には帰りたくないので、兄弟げんかとなり訣別してしまう。
兄の鬼王は仕方なく、曽我兄弟のなじみの白拍子「虎」と「少将」に曽我兄弟の形見を曽我に届けるように頼み、じぶんは仇討のために鎌倉へ向かう。
一方、曽我兄弟の老いた母は、病床で兄弟の帰りを今か今かと待っていた。母は、形見を持ってやって来た虎と少将を、兄弟が生きて帰ってきたものと思い込み、
「祐経を討った様子を語り、母を慰め、無念の死を遂げた河津殿にも手向け、黄泉の闇を照らしてくれ」と頼む。
虎と少将は、曽我の十郎と五郎に変身し、仇討ちの様子を演じて見せるが、兄弟への愛があまりにも大きいので、ついに・・・・・・ |
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曽我兄弟の仇討ちは過去の産物。
だが、近松の『世継曽我』には、近世演劇の金字塔といわれる名場面が、随所に散りばめられています。
中でも曽我兄弟が馴染んだ、それぞれの白拍子「虎」と「少将」の変身のくだりは出色で、近松の限りない想像力が飛躍しています。
M.A.Cでは、近松が従来の浄瑠璃の常識を変えた画期的な作品を現在というふるいにかけて構成し直し、衣裳、音楽などまったく現代的にアレンジしてお贈りします。 |
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Key props 阿弥陀如来 |
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Key props 形見 |
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